〈長くやっていく秘訣は?〉という質問に〈音楽が好きだから、クリエイティヴでいられることがうれしい〉と答えた
1980年代は日本で洋楽が売れて、レコード会社もお金があったし。デュラン デュラン、カルチャー・クラブ、トンプソン・ツインズ、スパンダー・バレエ、ワム!などスターが沢山出て、ファンもキラキラして、ファッションも明るく、バンドも華やかという言葉がぴったりで、オーラを感じるスターばかり。そしてその象徴ともいえる存在がデュラン デュランだった。
サイモン・ル・ボンはやはりフロントマン。「ボクはスターだ」というスペシャルな魅力を持つ、デュラン デュランを象徴する存在だった。いい意味で「スターたらんとする努力をする人」。《リーダーたるもの、悩むのはいい。しかし、それを顔に出しちゃだめだ。そして、誰よりも努力しなくちゃならない。》を地で行く人物だった。
1960年4月26日生まれの、ロジャー・テイラー(Roger Andrew Taylor)は誠実で、“長くやっていく秘訣は?”という質問に、シンプルに“音楽が好きだから、クリエイティヴでいられることがうれしい”と答えていた。デュラン デュランから外れたときも自分の場所を一生懸命求めていた。心遣いのある気持ちの優しい人で“ボクはデュラン デュランを離れて一から始める、ボクもビギナーなんだ”と言った彼の言葉は印象深い。面と向き合えるすごく人間的な人物で、今は更に魅力的になっている。
マイペースな不思議な雰囲気を持つ、ニック・ローズは今でも未だに金髪&メイクで、当時とほぼ変わらない、顔も変わらないし印象も変わらない。
アンディ・テイラーはすごく機嫌がいいと思ったら突然泣き出すなど感情の起伏が激しい人、自分のギターにはすごくこだわりがあって他人にギターは触らせなかった。