初老の男と孫のような女の〝不倫旅行〟 ― と書くと、 原題の「あの夏の5日間」では色物に見られてしまう
1932年、スイス・アルプスの山間の小さな町に初老の男性と、彼とはちょっと不釣合いな若い女性がやってきた。ダグラスというイギリス人男性と、その姪のケイトだ。実は彼女は、子供の頃からダグラスに憧れており、ダグラスもまた妻サラとの関係がうまくいっておらず、まさに〝不倫旅行〟だったのだ。2人は現地ガイドのヨハンと共に登山することになったのだが、そこでちょっとした事件が起きる。そしてこの事が、ダグラスとケイトの関係に変化をもたらしていく。
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