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Posted by おてもやん at

2020年12月10日

フクちゃん[ふくちゃん] ― 2020年流行語大賞

フクちゃんフクちゃんは昭和の名作。1936年(昭和11年)1月25日に東京朝日新聞(現:朝日新聞東京本社)で始まった連載4コマ漫画『江戸っ子健ちゃん』(資料により『江戸ッ子健ちゃん』の表記あり)の脇役として登場しました。おとなしくて生真面目で、引っ込み思案な健ちゃんより、フクちゃんの無鉄砲さが受け、人気が上昇し、その後、「養子のフクちゃん」として独立した。
東京の下町に住む少年・フクちゃんは、ある日親戚のおじいさんの家に養子に貰われる。おじいさんの家は大富豪で、フクちゃんはそこの跡取り息子として迎えられた。そこへ、フクちゃんの家庭教師として九州出身のバンカラ学生・アラクマが登場。やがて金持ち暮らしに飽きたおじいさんは、屋敷を福祉施設に改築し、一般に開放。自身はフクちゃん、アラクマと共に長屋に移住し、普通の小市民としての3人の生活がスタートした。
その後も『フクちゃん』シリーズは、連載媒体を幾度か変えながら、1971年(昭和46年)まで長期にわたり連載された。国民的アイドルとして愛されるようになり、来年で85年だ。ストーリーは基本的に、フクちゃんとその家族や友達のほのぼのした生活を描いている。作中の登場人物が年を取る事はないこと。日本漫画の原型をすでに備えていた。スピンオフ作品としても第一号だ。トレードマークになった学生帽についても、当時の読者には面白い作品世界を展開させるための重要なアイテムだ。前作『江戸っ子健ちゃん』の初期、大学受験のために健ちゃん宅に居候していた「チカスケ」という登場人物が、合格するために自分を追い込むつもりで先に学生帽を買ったが受験に失敗し、進学を断念して帰郷することになったため、フクちゃんがそれを譲り受けて被っていたもの。しかも、長期連載新聞漫画では『サザエさん』等のように明確にストーリーを完結させた最終回が描かれないまま、作者の死亡、掲載紙変更、休載などから尻切れトンボ的に連載終了となることが多い中、『フクちゃん』はきちんとした完結によって連載を終えた数少ない例である。また、九州のバンカラ気風のキャラクターが主人公の相方としてすでに登場していることも、現在まで日本漫画、アニメで継承されている。古くは「巨人の星」、「銀河鉄道999」など、それぞれの時代に残り名作で、主人公を引き立てている。
平成にバラエティ豊かになったアニメ・ワールドのそれぞれの要素の全てを、フクちゃんは持っている。  
タグ :新語流行語


Posted by analogsound at 23:55
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