通販レコード・新着盤
2020年11月30日
「次はない」なんて言わないで ― 007 ジェームズ・ボンドはやっぱりショーン・コネリー

公開当時はサウンドトラックがリリースされておらず、日本限定でセブンシーズ(キング)レコードより発売、後年LPをそのまま収録されたCDがキングレコードより発売されたが、短期間で廃盤になり、オークション等で高値が付いている。なお、同アルバムに収録されているエンディング・テーマは劇中と同じバージョンであり、1995年にイギリスでCD発売されたものと異なっている。
本作の題名「ネバーセイ・ネバーアゲイン(「次はない」なんて言わないで)」は、ミシュリーヌ・コネリー(コネリーの妻)が「もうボンドを演じないなんて言わないで(ネバーセイ・ネバーアゲイン)」と言ったことから採られたものである。ただし、ボンド役の再演は一度きりと思って出演したコネリーは劇中ラストで、「再び任務に就いて欲しい」という依頼に「二度とごめんだ!(ネバーアゲイン)」と答え、華麗にウインクを決める事で上手く纏めている。
2020年11月29日
2020年11月28日
初老の男と孫のような女の〝不倫旅行〟 ― と書くと、 原題の「あの夏の5日間」では色物に見られてしまう

2020年11月27日
2020年11月26日
スキルがないばかりに麻薬を普及させるためにウェブ制作させられているのにも気づけない ―

2020年11月25日
思ってもいないところに未曾有の災害は起こる ―

2020年11月24日
「地球最後の日」に始まる、天体衝突パニックものの草分け ― 「SFパニック」の形を借りて警告する

2020年11月23日
大列車強盗 ―

ショーン・コネリーが「007/ダイヤモンドは永遠に」でジェイムズ・ボンド役に復帰するときの付帯条件で、予算合計200万ドル以内で主演映画の企画2本を作ることになった。撮影期間は10日間。監督にはシドニー・ルメットが指名された。90万ドルの低予算映画ながら、製作費を回収するのに9年を要したという興行的には評価は低いが、失敗作で片付けるには惜しい野心的な作品である。
自ら望んだ役柄ゆえに、コネリーの大熱演は際立つ。日々目の当たりにする残酷で悲惨な犯罪の現場状況に神経を蝕まれ、必ずしも正義が全うされるわけではない司法の現実に怒りや不満を鬱積させたジョンソン巡査。知らず知らずのうち、己の中に怪物を作り上げてしまった彼の深層心理を通し、日常的に過度なプレッシャーを強いられる現代人の悲劇を描いた作品だ。
終盤で明らかにされるジョンソン巡査とバクスターの密室での応酬は、ショーン・コネリーとイアン・バネンの白熱した演技が凄まじい火花を散らせる。果たしてバクスターが本当に犯人なのかどうか、彼を尋問中に殺めてしまったジョンソン巡査はどのような罰を受けるのか。劇中では一切触れられない。
職務に忠実ゆえ壊れてしまう生真面目なジョンソンとは対照的に、仕事は仕事と割り切る合理的なエリート肌のカートライト警視を演じる名優トレヴァー・ハワード、あえてジョンソンの神経を逆なでさせて彼の深層心理を暴くバクスター役のイアン・バネンと、脇を支える役者陣も素晴らしい仕事をしている。
2020年11月22日
― 遠すぎた橋
ショーン・コネリーが「007/ダイヤモンドは永遠に」でジェイムズ・ボンド役に復帰するときの付帯条件で、予算合計200万ドル以内で主演映画の企画2本を作ることになった。撮影期間は10日間。監督にはシドニー・ルメットが指名された。90万ドルの低予算映画ながら、製作費を回収するのに9年を要したという興行的には評価は低いが、失敗作で片付けるには惜しい野心的な作品である。
自ら望んだ役柄ゆえに、コネリーの大熱演は際立つ。日々目の当たりにする残酷で悲惨な犯罪の現場状況に神経を蝕まれ、必ずしも正義が全うされるわけではない司法の現実に怒りや不満を鬱積させたジョンソン巡査。知らず知らずのうち、己の中に怪物を作り上げてしまった彼の深層心理を通し、日常的に過度なプレッシャーを強いられる現代人の悲劇を描いた作品だ。
終盤で明らかにされるジョンソン巡査とバクスターの密室での応酬は、ショーン・コネリーとイアン・バネンの白熱した演技が凄まじい火花を散らせる。果たしてバクスターが本当に犯人なのかどうか、彼を尋問中に殺めてしまったジョンソン巡査はどのような罰を受けるのか。劇中では一切触れられない。
職務に忠実ゆえ壊れてしまう生真面目なジョンソンとは対照的に、仕事は仕事と割り切る合理的なエリート肌のカートライト警視を演じる名優トレヴァー・ハワード、あえてジョンソンの神経を逆なでさせて彼の深層心理を暴くバクスター役のイアン・バネンと、脇を支える役者陣も素晴らしい仕事をしている。
2020年11月21日
― いとしき暗殺者

ショーン・コネリーが「007/ダイヤモンドは永遠に」でジェイムズ・ボンド役に復帰するときの付帯条件で、予算合計200万ドル以内で主演映画の企画2本を作ることになった。撮影期間は10日間。監督にはシドニー・ルメットが指名された。90万ドルの低予算映画ながら、製作費を回収するのに9年を要したという興行的には評価は低いが、失敗作で片付けるには惜しい野心的な作品である。
自ら望んだ役柄ゆえに、コネリーの大熱演は際立つ。日々目の当たりにする残酷で悲惨な犯罪の現場状況に神経を蝕まれ、必ずしも正義が全うされるわけではない司法の現実に怒りや不満を鬱積させたジョンソン巡査。知らず知らずのうち、己の中に怪物を作り上げてしまった彼の深層心理を通し、日常的に過度なプレッシャーを強いられる現代人の悲劇を描いた作品だ。
終盤で明らかにされるジョンソン巡査とバクスターの密室での応酬は、ショーン・コネリーとイアン・バネンの白熱した演技が凄まじい火花を散らせる。果たしてバクスターが本当に犯人なのかどうか、彼を尋問中に殺めてしまったジョンソン巡査はどのような罰を受けるのか。劇中では一切触れられない。
職務に忠実ゆえ壊れてしまう生真面目なジョンソンとは対照的に、仕事は仕事と割り切る合理的なエリート肌のカートライト警視を演じる名優トレヴァー・ハワード、あえてジョンソンの神経を逆なでさせて彼の深層心理を暴くバクスター役のイアン・バネンと、脇を支える役者陣も素晴らしい仕事をしている。