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2020年05月14日
〝天ぷら〟で難を逃れた喜劇王

天ぷらチャップリン ― チャップリンは『天ぷらが食べたい』と言ったがゆえに命が助かった
1932年5月15日に起きた五・一五事件は、武装した海軍の青年将校たちにより、当時内閣総理大臣だった犬養毅が首相官邸で殺害された事件。チャップリンは前日の5月14日に初来日を果たし、15日は首相官邸でパーティーが行われるはずだった。しかし、「チャップリンが、なぜか天ぷらが食べたいと言った」ので、犬養健(首相在任中に暗殺された犬養毅の三男)が天ぷら屋にお連れした。それで、チャップリンは官邸にいなかった。
そのチャップリンは天ぷらが大好きで、日本に来た時は毎日のように有楽町の天ぷら屋に出かけててんぷらを食べていました。中でもエビの天ぷらがお好みで、一晩に数ダースの天ぷら(エビ天30尾)を食べたという記録が残っています。
そんなたまたまの状況下で事件が起き、「(欧米文明のシンボルとして)チャップリンも一緒に暗殺する計画があって。」将校が踏み込んで犬養首相だけが暗殺された。と、まさに一歩間違えれば国際問題との状況だった。
その天ぷら店は、「花長(はなちょう)」といい、現在は、日本橋の店をたたんで、「大鳥居」(大田区)で、営業しているということです。
ともあれ、日本の天ぷらが世界に紹介されるようになったのは、天ぷら好きのチャップリンの功績が多かった。
Posted by 武者がえし at 23:50
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