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アメリカの音楽雑誌の中でも歴史が長く、最も権威ある音楽雑誌のひとつ『ローリング・ストーン Vol.28（1969年）』 の表紙に登場した沢田研二は、「危険なふたり」（1973年）で初のオリコン・チャート１位を獲得、「追憶」（1974年）、それに連続して「時の過ぎゆくままに」（1975年）、「勝手にしやがれ」（1977年）の４作がオリコン・シングルチャートの１位を獲得。1977年には「勝手にしやがれ」で日本歌謡大賞と日本レコード大賞のダブル受賞を達成。した
だが当時は「大賞の翌年は苦戦する」という“２年目のジンクス”があった。それを意識したのか、1978年の沢田はそれまで敬遠していたバラエティ番組にも出演するなど、年明けから精力的に活動。1978年1月21日に発売された「サムライ」は、ナチスのハーケンクロイツを腕章にした衣装が物議を醸した。そして30歳を目前にした5月21日、23枚目のシングルとしてリリースされたのが「ダーリング」であった。