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2020年11月03日

ボンド暗殺命令 ― 刺客として送り込まれたのは美人の諜報部員

007 ロシアより愛をこめて
暗殺の秘密兵器が、先進技術や、人類を滅亡させてしまうような化学兵器でもなく、色仕掛けという人間味あふれる方法。その成り行きは、FUGAKUでも予測不能のもの。邦題は、「007危機一発」だが、美女が隠し玉だと判るとパニック映画が一転。安心してみていられる娯楽大作に。
さて、新聞社から苦情が来たと記録される「危機一発」の表記。正規表現は、「危機一髪」ですが、銃弾「一発」 ― ダブルミーニングもありそうだが ― をかけた一種の洒落。
原作者も、三部作でジェームズ・ボンドを抹殺してしまうつもりだったそうだから、その後も次々とボンドが危機一髪になるのだから、1972年のリバイバル公開時には、タイトルを小説の題名に近い『007 ロシアより愛をこめて』に変えている。この時に既にあった原作小説の邦題『ロシアから愛をこめて』も『ロシアより』に変更された。
映画の邦題は、「007危機一発」だが、マット・モンローが歌って大ヒットした主題歌のタイトルが、『ロシアより愛をこめて』だった。ライオネル・バーとのメロディーとマット・モンローの叙情味溢れる歌声で、「ロシア経由で」といった意味合いに「ロシアへの愛(母国愛)以上に」を重ねている意味を深めるものになっている。



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