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Posted by おてもやん at

2020年10月05日

ベートーヴェンは日記や書簡で「愛する人」と呼んでいますから、4番のソナタは非常に愛情の込もった作品になっています。

仲道郁代 ベートーヴェン・ソナタ全曲 第2集

ベートーヴェンのピアノ・ソナタ19番、20番が第1番よりも若いときの作曲でしたが、今日のピアノ・ソナタ第4番と今では整理されている作品は、作曲された順番に並べると、第5番と第6番の間に位置します。

アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ



カール・ツェルニーは「熱情」と愛称で呼ばれるべきは第23番ではなくこのソナタではないかと述べている。ベートーヴェンの全32曲のピアノソナタの中でも第29番(ハンマークラヴィーア)に次ぐ大作です。


クラウディオ・アラウ



長さの面では大作ですが、ベートーヴェンはこの作品のことを日記や書簡で「Die Verliebte(愛する人)」と呼んでいますから、非常に愛情の込もった作品になっている。


ダニエル・バレンボイム



ベートーヴェンのソナタに抱く、一般的なスタイルです。


ヴァレンティーナ・リシッツァ



このソナタはベートーヴェンの弟子であるバベッテ(バルバラ)・フォン・ケグレヴィッチ伯爵令嬢(1780~1813)に献呈されており、この曲のもつ長大さや、求められるテクニックからバベッテが相当なピアノの名手だったことがわかるもの。「不滅の恋人」(のちにベートーヴェンの手紙に現れる名前がわからない女性)の候補ではないそうですが、ベートーヴェンが彼女の才能に惚れこみ、認めていたのは確かなようです。


スヴャトスラフ・リヒテル



強弱自在ながら、アクロバティックなところの微塵も感じさせない、大人のベートーヴェンです。
  


Posted by analogsound at 23:54
Comments(0)ベートーヴェンとピアノ